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信州木曽路に旨い酒あり

信州木曽路と言えば「夏でも寒い」と詠われるほど冷涼な地。霊峰木曾御嶽山は真夏でも残雪をその頂きに置き、木曽川の清流は手を切るほどに冷たい。しかも、木曽谷深しと言われるように、七笑蔵のある木曽福島もまた、谷間(たにあい)の町である。
昔から日本酒は、底冷えする木曽路には欠かせない「生活必需品」であった。体の芯から暖まること・・・木曽に住む人々が、めっぽう酒好きで酒豪が多いのも、ここの寒さを体験すれば、なるほど・・・うなずける。


七笑酒造は明治25年創業。中山道沿いの宿場町である「木曽福島宿」に誕生した。
創業時の屋号は「藤新(ふじしん)」。初代蔵元、川合新助からその名を取った。
酒銘は「木曽錦(きそにしき)」《現在復刻商品あり》と「七笑尾松(ななわらいおまつ)」である。
木曽福島は江戸時代から「難関な関所の町」として栄えており、関所が廃止された明治時代も訪れる人の数は絶えなかった。昼なお暗い中山道の険しい山道を行く旅人達の楽しみは、なんと言っても「旨し酒」。・・・旅の苦労は旨し酒で、七回笑って吹き飛ばす。
木曽駒ケ岳からの伏流水が醸す七笑の酒は、先人の心身にしみわたり、旅の疲れを癒したのだろう。

「七笑」名前の由来

「七笑(ななわらい)」の名前の由来は、さかのぼるとひとつの地名に行き着く。
この地の歴史に残る「木曽義仲(きそよしなか)」は、武士の始祖とも言われる豪傑。 源平合戦では見事に勝利をあげ天皇から征夷大将軍を拝した有名な人物。
その義仲がまだ「駒王丸(こまおうまる)」と呼ばれていた幼少のみぎりに、木曽駒の山奥に自然児として過ごした美しい場所があった。
そこは、木曽川の源流木曽駒高原(きそこまこうげん)に実在する「七笑」と言う名を持つ地籍だった。
屈しない強さを誇る木曽義仲が、最も大切にした場所「七笑」には、さらにはこんな逸話もある。
青年となった彼は、なんとこの場所で、逢い引きをした。
・・・と言うのだ。お相手が、かの「巴御前(ともえごぜん)」であったかどうかは定かではないが、鬼神と詠われるほど神がかった戦(いくさ)の天才「旭将軍・木曽義仲」の、なんとも微笑ましくおおらかな一面をかいま見るようではないか。
生誕から850年を経た現在も、木曽義仲は木曽路屈指の英雄である。
七笑酒造は、義仲の原点ともなった場所「七笑」のように、美しく清らか、豪快でおおらかな日本酒の味の原点を、守り抜く姿勢で酒造りに携わり続けている。